前の勤務先では利用者様と1対1のユニットで働いていたので、ここへきてまずチームの関係性の深さに感動しました。いろんなキャリアのスタッフと連携し、理学療法士やケアマネージャーの方々の手も借りながら、さまざまな角度から問題を解決していくことができる。それは私にとっても何よりの強みになると直感しました。

それから3年半が経ち、今はフロアリーダーとして日々奮闘中です。私が担当しているフロアは重度の認知症の方が多く、ご家族の方とのコミュニケーションも難しい場合が多いのですが、だからこそ私たちが代わりに利用者様の身体だけでなく心の些細な変化にも気づき、意思や想いを少しでも汲み取ってあげたい。家族のようになれたらそれが一番ですが、まずは「家族の次に身を任せられる存在」でありたいと思っています。ある利用者様のご家族が、意思の疎通ができたことを喜んで記念に写真を撮ってプレゼントしてくださったのですが、それをロッカーに飾って励みにしています。

それでも毎日が試行錯誤の繰り返しであることは変わりません。迷うこともたくさんあります。そんな時こそ頼りになるのが、やっぱりチームのみんなです。例えば、ADL（Activities of Daily Living：日常生活動作）が低下していく中でいまその利用者様にとって何がベストかを考える際にも、自分とはまた違う関係性を築けていたり、違う側面を知っているスタッフと情報を共有すれば、もっと多角的で細かいサポートが可能になるはず。みんなでその人を笑顔にすることができ、仕事のやりがいも分かち合えると思うのです。

施設内に限らず、リビングプラットフォームは会社全体がアットホーム。本部との関係も堅苦しさはなく、何かに挑戦したいという意志を伝えれば、一緒に考え、新しいチャンスを与えてくれる上司もいます。未経験でも、ブランクがあっても、サポートしてくれるメンバーがいます。だから、これから仲間になるあなたに伝えたい。「大丈夫。ここはあなたが自分らしく、安心してキャリアを積んでいける場所」。